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サンゴ再生・成長促進技術

地球温暖化により、サンゴ礁が消滅の危機に直面しています。
サンゴ礁は地球の海洋生物の約25%が生息する重要な生態系であり、その衰退は魚の資源量の減少や食物連鎖の崩壊といった深刻な影響を及ぼす可能性があります。
私たちの会社は、2004年に石垣島から船で約15分の場所に位置する竹富島に建設した浮桟橋の壁面にサンゴが多数付着し、成長していることに気づきました。
その後の調査により、浮桟橋の防食に採用されている「電気防食」がサンゴの生育に寄与していることが明らかになりました。
その結果を受け、当社は人工的にサンゴを再生・生育させる手法として、稚サンゴが着生しやすい電着基盤と、着生したサンゴの成長を促進する微弱電流を利用したサンゴ生育棚を開発しました。
この技術を「GMC技術」と名付け、石垣島をはじめとする20年近くにわたる実証試験を通じて、電着基盤によるサンゴの着生促進効果や成長促進効果が確認されました。
今後はこれらを組み合わせたシステムを提供し、造礁サンゴの再生とサンゴの卵の供給源(サンゴ種苗生産ターミナル)の創出に向けて取り組んでいきます。

GMC(Galvanic Method for Corals)

サンゴの成長を促進させるこの技術に「GMC (Galvanic Method for Corals)」と名付け、エム・エム ブリッジ株式会社、アメリカ国立標準技術研究所、日本防蝕工業株式会社、CPファームの4者で共同研究しています。技術や活動の詳細についてはGMC特設サイトやインスタグラムにてご紹介しております。株式会社アマナが運営するWEBサイト、「NATURE&SCIENCE」にて、わたし達の取り組みがわかり易く紹介されていますので是非御覧ください。

  • 担当者:技術部 技師長 Kさん

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TV朝日のニュースステーションの取材

電気防食技術を使った浮桟橋の建設によるサンゴの増殖研究

石垣島沖に設置しているサンゴ生育棚のモニタリング調査

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