平岡 輝崇
ひらおか てるたか
営業部 営業2グループ
受注した工事はもとより、受注する前の工事の入札準備まで、あらゆる営業の取りまとめをしています。自分の活動拠点は東京ですが、我が社は、福岡、広島、大阪、名古屋、横浜、仙台にも営業の拠点があるため、日々、全国を飛び回っています。担当している工事もありますが、どちらかというと、様々な工事における問題解決に奔走しているような感じがあります。営業の仕事というのは、人と人の間の潤滑剤のような役目なので、「お客さんと社内の間」や「設計と現場の間」などで問題が起きれば、歯車がスムーズに噛み合うように調整しなければなりません。レフリーとしての機能も求められるため、中立な立場で、お客さんも含めた全体最適による決着を図ります。問題の性質にもよりますが、たいていの場合は、現場での迅速な対応が求められるため、フットワークの良さが生命線です。当然、うまくいかないこともありますが、問題が無事解決して、みんなの笑顔を見ることができた時の喜びは、ひとしおです。
技術職ではなく、事務職での採用なので、橋に特段の思い入れがあった訳ではありません。事務職というのは、結局のところ、人と人のつながりで成立っている仕事であり、自分が動いた分だけ、相手も動いてくれるというような側面があります。これは、銀行だろうと、メーカーだろうと、結局は同じだと思っています。橋というよりも、大きな仕事をしたくて、この会社に入りました。
持論として、モノを売る商売では、製品知識は必要不可欠だと思っています。例えば、家電量販店でエアコンを買う際、製品に関して、詳しい説明をしてくれる販売員と、通り一辺倒の説明しかできない販売員では、信頼度が異なります。橋の工事でも、お客さんのお悩みを解決するためには、時として、技術的な内容にまで踏み込む必要があります。製品知識や技術知識のない営業に対して、お客さんが、その悩みを吐露することは、めったにありません。そのためには、耳学問でも、製品知識と技術知識について学習するように心がけています。
やっぱり、橋が無事に架かったときです。橋の仕事は、一人がどんなに頑張っても、それだけで完成できるものではありません。営業・設計・工場・現場、そして、お客さんも入れた全員が一丸となり、チームして、工事を遂行していく必要があります。そのチームとしての成果が、橋の完成であり、自分が関わった橋を、家族でドライブする時の爽快感は、たまりませんね。これは、橋という仕事ならではかもしれません。
大きさです。スケール感といっていいかもしれません。橋の持つ絶対的なスケール感が僕を惹きつけます。MMBの魅力は、なんといっても「人」です。技術があり、信頼できる仲間が、僕の背中を支えてくれていることで、どんな過酷な戦場でも、戦うことができると思っています。営業は、孤軍奮闘することも多々ありますが、後方に力強い仲間がいると思うと、がぜん、ファイトが沸きます。
事務系の仕事では、結局のところ、人と人のつながりが大切です。だから、会社の規模がどうだとか、安定しているからというものも、確かに重要な要素かもしれませんが、それにもまして、一緒に働きたいと思えるような人がいるかというところが大切です。今の時代、永久就職なんてありえない。先ずは、その会社を訪問して肌で感じてみる。そして、何となく肌が合うと思えば就職してみて、10年ぐらい、がむしゃらに働いた後、気に入らなければ、転職したっていい。そういう意味では、固定観念を捨て、柔軟に考えてみたら、選択肢は広がると思います。