安藤 良太郎
あんどう りょうたろう
営業部 営業1グループ
私が所属している部署は営業ですが、管理グループといって、受注した工事はもとより、受注する前の工事についても、いろいろな活動をしています。公共工事では、通常、入札という仕組みがあるため、入札に向けた情報収集や書類作成も手がけています。皆さんは、受注するまでの活動が営業というイメージもあると思いますが、営業は、受注から工事完成までの長いスパン、何らからの形で、お客さんと、そして、社内のあらゆる部署とかかわる仕事です。我が社は、西日本と東日本で、営業社員の活動範囲を戦略的に区分けしており、今は、東日本支店の所属なので、東日本関連の国土交通省や高速道路会社のほか、地方自治体の案件を担当しています。日々動き回りながら、少しでも会社の役に立ちたいと考えています。
福利厚生がしっかりしているので、会社には、育児休暇制度があります。よく、制度はあっても、取りにくいという声を聞きますが、僕で5人目です。特に、取りにくいというようなことはありません。3週間ほど取得して、赤ん坊の世話や妻のサポートをすることができました。ただ、取る際には、周りの人のサポートが必要です。僕の場合は、暖かい先輩の協力というか、全面的な支援のおかげで、育児休暇を思う存分取ることができました。また、3人の子供の父親として、悪戦苦闘中ですが、子供を保育園に預けたときには、「両立支援金」の支給がありました。とても、感謝しています。妻にも、ポイントを稼げたのではないかいと、密かに思っています。
経済学部の出身なので、橋に対する特段の思い入れがあったわけではありませんが、もともと、日曜大工をしたり、自分の車を修理したり、建築中の現場を見たりすることは好きでした。はじめは、証券会社を狙っていましたが、実際につくったものを見ながら仕事をするのもいいかなと思い、今の会社を選びました。ものづくりをしている会社は、どこもしっかりしているので、その点でも安心感がありました。
営業は、お客さんと社内の人たちとの架け橋というか、潤滑油になる存在だと思っています。お客さんと「つながった」と思える瞬間が、営業の最大の楽しみです。社内では、様々な問題に対して、お客さんと、うまく調整するように指示されます。調整役としての機能が期待されているわけですが、うまく、お客さんと調整ができ、その結果、お客さんからの信頼を勝ち取った時は、ほっとします。それからは、お客さんとお友達になったような感覚で、仕事が円滑に進むので、会社に貢献できたと実感できます。
綺麗で華麗なところが魅力です。日本には、美しくて、心に訴えかけてくるような素敵な橋がたくさんあります。会社に入る前は、そういう思いはありませんでしたが、自分が橋の仕事に携わるようになると、なおさら、橋の美しさを感じます。良いことでもあり、悪いことでもあるかもしれませんが、我が社は、とても堅実です。昔ながらの頑固さみたいなものがあります。柔軟性にかけるという話もありますが、今の時代は、何か筋の一本通った頑固さは必要です。ものづくり気質かもしれませんが、良いものをつくりたいという意志を感じます。
視野を広げる努力をした方がいい。僕の場合は、卒業時に海外に行きましたが、それだけでも、文化の違いや、都市と田舎の不均衡さなど、いろいろなものが見えてきます。あと、学生時代に勉強していたことが、突然役立つこともあるので、勉強だけはしっかりしておいた方が良いと思います。